
蒸発志願者
zyohatsu sigansha
F20 ( 727x606mm ) — Canvas・Acryl
最初は、その日の気分で色を置き、描くことそのものを楽しんでいた。
軽い気持ちで始めたはずの画面は、
区切られ、重なり、言葉が入り込むにつれて、
私自身の内側へと沈んでいった。
描くほどに、止められない自己否定が加速していく。
「私は今、生きていると言えるのか」「この人生の意味とは」
現実から外れていくような感覚のまま、
ただ時間だけが過ぎていく一日一日が絵の中に滲み、
形になっていった。
「僕が僕をこんな僕に」「鬱の足音」「消えてしまいたい」
今の感情をわかってほしくて、気づいてほしくて、
誰かに見つけてほしくて、あえて文字を崩さず書いた。
蒸発志願者とは、ここ最近の私自身である。