侵植

shinshoku「ラフ画 22」

A4 ( 297x210mm ) — board・marker

May 2023


侵食されるとは、「外から入り込んで、内側をむしばんでいく」ということ。
“破壊”みたいな強さじゃなくて、じわじわとゆっくり確実に蝕まれるような怖さがある。

そんな感覚で生きていた時期に描いたもので、
誰がとか何がとかそういうはっきりとした決定的な原因があるわけではなく、全てのことがちょこっとずつ削ってきて、
小さなひとつひとつが集まって、
結果的にものすごく大きなものが
とんでもない速さで着実に迫ってきたような感覚。

でも些細なことの集合体だから、よくわからなくて、
ただ、そのわからない、解決のしようが無い状態が
ものすごく怖かったということだけは、しっかり覚えている。

そこで、草木の育つ早さに置き換えて喰われていくスケッチをしたんだよね
人に、言葉に、やられていくわけではなく
「植物状態に近づいてる」と捉える方が、当時の私は楽に感じたみたい

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